色彩楽園

春は嬉しい便りの季節

もうずいぶん前に子どものアトリエを卒業し、その後も時々相談室(現プライベートヒーリング)に来てくれていたPくんは、現在その能力を生かして生き生きと仕事をして充実した日々を送っています。久しぶりにお母様のQさんからご連絡をいただきました(一部略)

 

Pが苦しい思いを抱えていた時期。
原因は、学校生活、私との関係、P自身が変化する必要がある部分等、様々で、
とにかく、安心出来る場所での長い休養が必要でした。

あのとき、様々な症状を薬で抑えた身体で、
根本的な原因に目を向けず、また、社会に出ていたら、
今の姿はなかったのかも。。と、ふと思いました。

藤井先生初め、あの時間を支えてくださった皆様に本当に心から感謝しています。

先日も素晴らしい効果のあるがんのお薬が報道されていました。
医療の進歩は著しく、その恩恵に預かることもこれからあるでしょう。
その時に、原因はどこにあるのか。。
医療に助けてもらう部分と、自分自身で改善する部分があるという視点も忘れずにいることが大切だなとふと思いました。

それと同時にあの時、なぜ、人生の転機となる決断をPができたのかと、今更ながら、考えてみました。
結果的には、Pには最適な選択でした。
あの辛い状況で、それらが出来たのはなぜか。。。

混乱した状況の中で、自分に一番合うことを選ぶ力。
そして、そのことを継続する力。

大学生になり、親元を離れておりましたので、
そこでの様々な新しい学びや経験、出会いもあるでしょう。

それ以前で、思いつくのは、やはり色彩楽園での時間なのかなと思います。

たくさんの画材の中から、好きな物を選んで、
好きなように作り、
評価も、競争もない空間

自分のしたいことだけに集中出来る時間。
仕上げてもいいし、仕上がらなくてもいい。
ただ、楽しくて、やりたいことを出来る時間。
周りがわさわさしていても、静かでも関係のない、自分と向き合える時間。
その中で、自分に一番あう物を選び取る力を育んでいただいていたのかと思います。

小さい時の楽しい思い出の一こまになるお子さんもいらっしゃるでしょうし、
Pのように、人生の転機に関わる時間になる子もいるでしょう。

あらためて、色彩楽園、長く続いていただきたいと思います

 
(写真と本文は無関係です)
2017/Mar/06
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