色彩楽園

 今年のお天気は様々な記録を更新し続けています。「これまで」の知識や経験が本当に役に立たなくなってきました。
しかし、災害に対しての備えや対応などは年々レベルアップしています。被災した子どものケアもその一つです。
西日本豪雨で被災した子どもたちの応援はこちらまで!
https://readyfor.jp/projects/oekakirescue

1995年2月 西宮市立体育館

 阪神大震災が起きた1995年は「ボランティア元年」と並んで「心のケア元年」とも言われました。災害がおきたり、事件や事故、虐待やいじめなどを経験した子どもが、より速やかにケアを受けられるようになったのは神戸の震災以降です。

 このとき、子どもの心のケアが叫ばれ、子どもに関わる様々な人たちが様々なことを試みました。その一つが私たちの原点である「おえかきやさん」です。

 

 約1年間で延べ3700名の子どもたちは実にたくさんの絵を描きました。日を追うごとに絵は変わり、子どもたちの様子も変わり続けました。

私たちが出会った子どもの大半は、元気に学校に通っていましたが、絵は子どもたちがとってもショックを受けていたこと、不安を抱えていたことを語っていました。子どもたちは絵でそれを話してくれたのです。

 

2018年8月第1回子どもケア(愛媛県大洲市)

 話すこと、そしてそれが受け止められること。絵によるケアの第一歩です。

絵が好きな子も、苦手な子も、みんなみんな絵を描いて元気を取り戻していきました。

2018/Sep/10

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