色彩楽園

西日本豪雨子どものケア(最終回)〜2019.1.28

今月は報告も兼ねて前日に研修会を企画していただきましたが、これまでで最大のアクシデントが起こりました。
JR予讃線の事故により、藤井は会場にたどり着くことができず、やむなく直前に研修会の延期を決定したのです。

すでに会場におられた方々もいらっしゃったので、「えひめ心のケアプロジェクト」構成メンバーの松山東雲女子大学・短期大学「しのモン応援隊」の柴崎あい先生とNPO法人ミラツクの池田幸子さんが急遽おしゃべりカフェを開催してくださり、おえかきケアに参加した子どもたちの保護者や学童保育スタッフの方々が、この半年間の子どもたちや保護者ご自身のことなどを自由に話せる時間となりました。延期となった研修会は2月24日に開催予定です。

翌日、今月最終回となる第6回のおえかきケアを実施しました。
当初予定していた6回のケアは多くの方々のご支援をいただき、また、子どもたちが持っている力を発揮して順調に進みました。
(1月28日:国立大洲青少年交流の家)

アトリエとして、すっかりおなじみとなったクラフト室に入ってきた子どもたちは、最初から穏やかでした。
今日もやはり、好きなものを描いていい、つくっていい、そして外で遊んでもいいことを確認した後、元気よく絵の具テーブルに絵の具をもらいに行ったり、外に飛び出して行きました。

子どもたちは、絵筆で絵の具を溶かしながら、あるいは粘土をこねながら、表現しようとしているもののイメージを明確にしているようで、計画的に描いたり、つくったりする姿が多くありました。
どうすればすっきりするのか、どうすれば落ちくのかをどこかでわかっているかのようでした。

おえかきひろばを支えてもらった、大洲あおぞらボランティアスタッフたちです。半年おえかきひろばを支えてもらった、大洲あおぞらボランティアスタッフたちです。
半年間に渡って子どもたちと関わり、すべてを受け止めて作品と子どもたちの変化を見守ってくれました。

 終了後、スタッフから出たのは

「気がつけば子どもたちに癒されていた」
「こっちが元気にしてもらった」

という言葉です。
いつでも、どこでも、子どもの再生力に触れると、自然とこの言葉が出てきます。
本事業は2月の報告&研修会もって終了します。みなさん、本当にお疲れさまでした!

2019/Feb/05

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