色彩楽園

色彩楽園は20周年を迎えました


被災した子どもたちに自由に絵を描く場を届けたい、と色彩楽園が誕生したのは1995年2月5日です。雨の中、リュックにクレヨンや色鉛筆、画用紙を詰めて避難所に行きました。子どもたちは元気に走り回っていましたし、笑顔もありました。しかし、どこか緊張しながら描いた絵には、心の中に閉じ込めたショックや不安などがありありと表れました。子どもたちは戦っていました。
明るい姿を見せながらも眼に見えない大きなショックと戦っている子どもたちからは未来に生きる大きなエネルギーが発せられていました。このエネルギーに触れたからこそ、私たちはボランティアを続けることができたのです。これが色彩楽園の原動力です。
このときの活動は今も「あおぞら色彩楽園」として神戸で続いています。色彩楽園も20周年を迎えました。20年もの間多くの方々に支えていただいていることは、いかに多くの人たちが子どもの健康な成長を願っているかを物語っています。

20周年記念ロゴマークは、あおぞら色彩楽園広報ボランティアでデザイナーの川嶋杏子さんに作っていただきました。虹色の円から顔を出す、あおぞら色彩楽園のシンボルくますけはハートを手にしています。大きなショックを受けた子どもたちにも再び心に虹が出現するようにハートを届け続けたい、そんな想いと感謝を込めたデザインです。

言葉では言い尽くせない感謝と、これからも子どもたちの心の声に耳を傾け続ける気持ちを新たにして21年目に入ります。これからも色彩楽園につながる方々と共に、より充実した活動を続けたいと決意を新たにしています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

2015/Feb/05

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